- 松阪牛の長太屋
- 美味しさを保つために試していただきたい保存方法
松阪牛の長太屋
美味しさを保つために試していただきたい保存方法
お肉が届いてから調理するまでの間、お日にちが空くことも多いと思います。
お肉は保存方法次第で品質が大きく左右されてしまいます。
せっかくの上質な松阪牛、最高の状態でおいしく召し上がっていただきたい。
私から、保存する際のポイントをお伝えします。
冷蔵保存、冷凍保存、そして解凍…
少しの工夫で、お肉の美味しさが保てますので、
ぜひ試してみてください。
これが松阪牛のおいしさと鮮度を保つ
保存の基本
冷蔵・冷凍保存を問わず知っていただきたい保存の基礎知識です。
【POINT 1】お肉を空気に触れさせない
お肉は空気と接触すると「過酸化脂肪」が作られ変色してしまいます。
また、雑菌やカビを繁殖させる原因にもなります。
封を開けたら調理しない分をラップ材等で保存し、さらに密封できる保存容器に入れましょう。
たくさん購入したときは、使用する1回分ずつラップで包んで保存するのがおすすめです。
調理時の空気との接触も最低限に減らせます。
【POINT 2】冷蔵庫や冷凍庫の温度を一定に保つ
お肉は温度にとても弱いものです。
冷蔵庫や冷凍庫を一定に保つために、頻繁な開け閉めは控えましょう。
とはいっても、ご家庭の冷蔵庫は共有されていますのでなかなか難しいかもしれません。
冷蔵庫の中でも一番温度の低い場所へ置いてください。
チルドルームがある場合はそちらへ保管します。
長太屋の松阪牛の保存期限について
冷蔵庫で保存する場合は2~3日を目安に、
冷凍庫で保存する場合は10日前後を目安にします。
一般的に冷凍保存は長持ちすると思われがちですが、
冷蔵保存のお肉と同じ品質で召し上がっていただくためには10日前後がベストです。
保存の期間は商品によって異なります。
包装紙に貼られているシールに個々の保存期間を印字していますのでぜひご確認ください。
冷凍保存のPOINT
お肉を冷凍するときは冷凍焼けにならないよう十分注意しましょう。
冷凍焼けとは冷凍保存したお肉がパサパサになってしまうことを意味しますが、
これはお肉の表面が乾燥して脂質の酸化がすすむことで起きる現象です。
しっかりラップで包み密封の保存容器に入れて、水分の蒸発を防ぐことが大切です。
おいしく食べるためには解凍方法にも注意しましょう
お肉を解凍するときは無理に行わず低音でじっくり時間をかけて自然解凍をします。
調理する15~30時間前に冷蔵庫へ移して下さい。
この方法ならば温度差が少ない状態で解凍されますので、お肉の旨みが詰まった肉汁が流れ出ることを抑えられます。
あせらずゆっくり解凍してください。
お肉の変色は鮮度が落ちたからではありません
お肉は空気と接触すると「過酸化脂肪」が作られ変色してしまいます。
お肉の色は主にミオグラビンという色素を含んだタンパク質によるもので、
切りたてのお肉はやや黒みを帯びているように見えます。
ミオグラビンは空気に触れ、酸化すると30分から1時間でオキシミオグロビンという物質に変化し、鮮やかな色になります。
切り落とし、細切れ、ミンチ類等はお肉とお肉の隙間が多く、空気に触れる面積が多いため、変色が起こりやすい商品でもあります。
お肉が重なっている部分や、中の部分は、お肉が酸化されなかったことが原因と考えられますので、品質に問題はありません。
安心してお召し上がりください。
「発送直前にカットする」
長太屋は品質を保つことに強いこだわりがあります
当店ではお肉をカットするのは発送当日。
素早くカットを行い、できる限り空気の触れる時間を少なくするよう努力しています。
少しの工夫で、お肉の美味しさが保てますので、ぜひ正しい保存方法を試してみてくださいね。