- 松阪牛の長太屋
- ビフテキはビーフステーキの略じゃない?今も昔も魅惑のごちそう
松阪牛の長太屋
ビフテキはビーフステーキの略じゃない?今も昔も魅惑のごちそう
ビフテキっていう言葉知ってますか?
「ビフテキ」って言葉聞いたことありますか?
この「ビフテキ」という言葉、昭和時代の漫画やアニメには結構登場するので、
なじみは無いけど聞いたことはあるって人は多いと思います。
昔はビーフステーキの事を「ビフテキ」と呼んで親しんでいたそうです。
昭和の戦後の時代ビフテキはとても高価だったので憧れのご馳走だったと聞きます。
創業50年以上のレストランに行くと「ビフテキ定食」があったりしますよね。
今はあんまり聞きませんが、
なかなか魅惑的な響きですよね。「ビフテキ」
この「ビフテキ」という言葉、英語の「ビーフステーキ」の略語だと思っていましたが、
語源はフランス語のステーキを意味するビフテック(bifteck)のようです。
ビフテック(bifteck)はbeef steakが語源なので同じようなものですが…。
日本人に親しみのある英語よりもフランス語が語源だなんて面白いです。
当時の日本の洋食文化はフランスから影響を受けてたんでしょうね。
ちなみにですが、
イタリア語ではビステッカ(bistecca)、
スペイン語ではビステック(bistec)っていうらしいです。
こちらがビフテキの語源だと言う説もあるようですね。
この3つの国は近いですし、言葉も似ているので、まあ納得です。
そもそもステーキはいつから日本にあるの?
そもそもステーキっていつから日本で食べられてるんでしょうね?
ちょっと気になったので調べてみたんですが
「牛鍋」が広まっていった明治時代からだそうです。
正確に言えば、牛鍋の少し後に「ステーキ」が上陸したそうですが
洋食屋で食べられるハイカラな料理だったんでしょうね。
明治時代の文豪もステーキが好物の人が多かったそうです。
日本食は昔から醤油を甘く味付けする事が多いですが、
これがまた何にでも合うから不思議ですよね。
当時は今みたいに手の込んだソースは少なく
醤油や、みりんをあわせた甘じょっぱいタレを使うことも多かったとか。
醤油は今も昔も万能の調味料です。
松阪牛は脂の甘い香りを楽しむのが醍醐味なので、
僕はシンプルにわさびしょうゆで食べるのが好きだったりします。
醤油の独特の風味が肉の脂と本当に相性がいいんですよね。
これは日本人にしかわからない味かもしれません。
作品に出てくるビーフステーキ
明治時代の文豪たちは、洋食に夢中だった人も多かったみたいで、
いろんな作品に「ビーフステーキ」が登場しているみたいです。
小説では、
宮沢賢治の「オツベルと象」では、冒頭から「六寸ぐらいのビフテキ」という表現で登場し、
夏目漱石の「野分(のわき)」では登場人物が卒業祝いとして「ビステキ」を食べるシーンがあるそうです。
(夏目漱石は「ビステキ」と呼び親しんでいたようです。)
昭和時代の漫画やアニメにもたくさん登場してますが
「銀河鉄道999」では主人公の鉄郎の好物がビフテキなのでよく食べるシーンが登場しますし
「ドラえもん」でも事あるごとに「ビフテキ」が登場してます。
他にもたくさんの作品に出てきますが、共通していえるのは「特別なご馳走」として登場し、
「ビ-フステーキ」の価値は今よりも高くて、「裕福」や「幸福」の象徴として描かれてるようですね。
ステーキだからこそ味わえる松阪牛のうまみ
最近ステーキが本当によく売れます。
テレビや雑誌なんかで話題になったんでしょうか?
3月から催事でちょくちょく遠征してますが、
こちらでもステーキ弁当が大人気なんですよね。
これを目当てに来てくれるお客さんは本当に多いです。
ある程度厚さがあったほうが
松阪牛独特のうまみをしっかり味わえるので
ステーキはおすすめの食べ方です。
一口噛むと、ジュワっと肉汁と脂が口の中に甘く広がるんですが
これがもう忘れられなくなるんですよね。
また、同じ松阪牛でも部位によって、
食感も味わいも違うので、
ソースや添え物を変えて工夫してみたり、
シンプルな調理法だけに楽しみ方は無限大です。
今回は、ステーキが人気だったのでちょっとした小話をお送りしましたが、
牛肉の文化をたどるのはなかなか面白いですね。
他にも色々牛肉まつわる歴史を知ったので、また別の機会にお話できたらと思います。
昨年、「松阪牛サーロインステーキの大きさ比較」というブログを書きましたので、
よかったらこちらもご覧ください。
購入するときのちょっとした目安になると思います。
それでは!